新出生前検査が90施設に 2施設追加、1施設抹消


 日本医学会は新出生前検査(NIPT)の臨床研究認定施設として、2017年12月に名古屋第二赤十字病院を認可、旭川医大を抹消、2018年1月に順天堂大付属静岡病院を認可したと公表しました。同研究施設はこれで36都道府県の90施設になりました。3月に入ってホームページを更新し公表しました。【→詳細は本文】


 

 妊婦の血液を採取して胎児の異常を診断する「新出生前診断(NIPT)」。
 NIPTの対象となるのは、他の検査で染色体異常が疑われるケースや出産時の年齢が35歳以上の妊婦で、20万円程度の自己負担があります。
 2013年4月、「適切な遺伝カウンセリング体制を整備する」などとして、臨床研究が日本でも始まっています。
 日本医学会の認定・登録委員会により認定された施設で検査が行われてきました。
 このグループへの参加は1年目は37施設でしたが、その後、あいついで全国の医療機関が参加してきました。

 こうしたなか、日本産科婦人科学会(日産婦)は2018年3月3日の理事会で、NIPTについて「臨床研究」を終了して「一般診療」として実施することを正式に決めました。ただ、原則35歳以上とする年齢制限などは変更しませんでした。
  今後、実施施設が増えるだろうという見方が、メディアなどで伝えられています。

 同学会の「母体血を用いた出生前遺伝学的検査」施設認定・登録部会サイトが、その施設名を公表しています。
 同サイトは、新出生前診断の認定施設として、2017年1月30日付で新たに名古屋大学医学部附属病院とあいち小児保健医療総合センターを認可し、3月22日付で大分大学医学部附属病院が抹消、国立病院機構甲府病院を新たに認可。さらに、4月25日付で三菱京都病院と埼玉県の北里大学メディカルセンターを、5月30日付で愛知県の豊橋市民病院と東京都世田谷区の至誠会第二病院の各病院を、7月31日付で茨城県立中央病院と石川県の金沢医科大学病院を、9月26日付で大阪府の聖バルナバ病院を、そして10月17日付で茨城県の水戸済生会総合病院を認可。12月20日付で愛知県の名古屋第二赤十字病院を認可、北海道の旭川医大病院遺伝子診療カウンセリング室を抹消。
 そして、2018年1月26日には、順天堂大医学部付属静岡病院を認可したと発表しました。
 臨床研究施設はこれで36都道府県の90施設になりました。

《新出生前診断の認定実施施設》
北海道=北大病院、
      札幌医大病院、
岩手県=岩手医大病院。
宮城県=宮城県立こども病院。
秋田県=秋田大病院。
福島県=福島県立医大病院。
茨城県=筑波大病院、
      茨城県立中央病院、
      水戸済生会総合病院。
栃木県=自治医大病院、
      国際医療福祉大病院、
      獨協医大病院。
埼玉県=埼玉医大病院、
      瀬戸病院、
      獨協医大越谷病院、
      北里大学メディカルセンター。
千葉県=千葉大病院、
      東邦大医療センター佐倉病院。
東京都=昭和大病院、
      国立成育医療研究センター、
      東京女子医大、
      山王病院、
      聖路加国際病院、
      慶応大病院、
      日本医大病院、
      慈恵医大病院、
      日赤医療センター、
      東邦大大森病院、
      総合母子保健センター愛育病院、
      東大病院、
      東京医科歯科大病院、
      東京医大病院
      杏林大病院、
      榊原記念病院、
      至誠会第二病院。
神奈川県=横浜市大病院、
        東海大病院、
        北里大病院、
        昭和大横浜市北部病院、
        聖マリアンナ医大病院。
新潟県=新潟大病院周産期母子センター。
富山県=富山大病院。
石川県=金沢医大病院。
山梨県=山梨県立中央病院、
      国立病院機構甲府病院。
静岡県=順天堂大付属静岡病院。
岐阜県=岐阜大病院。
愛知県=名古屋市大病院、
      藤田保健衛生大病院、
      名古屋市立西部医療センター、
      名古屋逓信病院、
      名大病院、
      あいち小児保健医療総合センター、
      豊橋市民病院、
名古屋第二赤十字病院。
滋賀県=滋賀医大。
京都府=京都第一赤十字病院、
      足立病院、
      三菱京都病院。
大阪府=大阪市立総合医療センター、
      阪大病院、
      府立母子医療センター、
      国立循環器病センター、
      関西医大枚方病院、
      聖バルナバ病院。
兵庫県=神戸大病院、
      兵庫医大病院、
      兵庫県立塚口病院、
      関西労災病院、
      神戸アドベンチスト病院。
奈良県=奈良県立医大病院。
和歌山県=和歌山県立医大病院。
       日赤和歌山医療センター。
鳥取県=鳥取大病院。
島根県=島根大病院。
岡山県=岡山大病院。
広島県=広島大病院、
      中電病院。
山口県=県立総合医療センター。
徳島県=徳島大病院。
香川県=四国こどもとおとなの医療センター。
愛媛県=愛媛大病院周産母子センター。
高知県=高知大病院 臨床遺伝診療部。
福岡県=国立九州医療センター、
      福岡大病院、
      国立小倉医療センター、
      久留米大病院、
      福岡市立こども病院。
長崎県=長崎大病院。
熊本県=熊本大病院。
(2018年1月26日現在)

【日本医学会サイト】NIPT「臨床研究施設一覧」http://jams.med.or.jp/rinshobukai_ghs/facilities.html